【NO BORDERS】みんなが輝ける職場へ!
2年目を迎える障がいへの理解を深める月間
「Disability Inclusion Month」開催

合同会社ユー・エス・ジェイ(以下、ユー・エス・ジェイ)は、障がいへの意識、理解を深めることで、よりインクルーシブな企業を目指すために9月1日から9月30日の一ヵ月間、社内啓発活動の一環として、Disability Inclusion Monthを開催しました。期間中、社内で3つの主要なアクションを推進いたしました。

【記事概要】

  • ・ユー・エス・ジェイが9月1日から9月30日にDisability Inclusion Monthを開催
  • ・障がいへの意識、理解を深めるための3つのアクションを社内で実施
    1. 1.インクルージョンを意識する工夫!
      社内装飾や福祉作業所直販コーナーで障がいへの意識を高める
    2. 2.障がい者雇用制度を学ぶ機会づくり!
      メールマガジン、社内SNSを通して障がい者雇用にまつわる情報を発信
      ゲストスピーカーとの障がい者雇用についてのトークセッション
    3. 3.ゲストの皆さんとのコミュニケーションも!理解を深めるためのアクティビティ
      「手話教室」の動画配信や外部から講師を招いたワークショップの実施
  • ・担当者によるDisability Inclusion Month 2年目開催への思い

合同会社ユー・エス・ジェイでは、一人ひとりが力を発揮できる職場環境を作るとともに、誰もが自分らしく働けるインクルーシブな職場づくりを目指す “NO BORDERS”プロジェクトを推進しています。NO BORDERSでは「チームの一員として、自分らしく力を発揮し、違いを強みに変えていく環境をみんなでつくる」ために、Inclusionに関するさまざまな取組みを、部門の垣根を越えて取り組んでいます。
今回はその取組みの1つとして、「Disability Inclusion Month ~だれだって可能性は無限大」を開催いたしました。

  • ※以下Disability Inclusion MonthはDIMに省略

インクルージョンを意識する工夫

1つ目のアクションは、インクルージョンの意識を持ち、知る機会の少ない、日頃見えていないことを知るためのアクションです。 

期間中、DIMのロゴを配したポスターやフラッグで社内を装飾しDIMそのものの認知を高め、ユー・エス・ジェイでの障がい者の就労場面を知る機会を作りました。 

また食事や休憩で利用するクルーカフェでは、福祉作業所の方々が作られたお菓子を販売する直販コーナーも設けました。昨年は1ヵ所のクルーカフェのみでの販売でしたが、今年は2ヶ所に広げ、より多くの従業員が利用できるようにしました。クッキーやマドレーヌなどのお菓子だけでなく、今年は初めてコーヒーのドリップバッグの販売も行い、購入した従業員の皆さんからは、「おいしかった」「お目当てのものが売り切れていたのでリベンジしたい!」と人気でした。

▲クルーにも大人気のお菓子たち!どれもおいしそう…

障がい者雇用制度を学ぶ機会づくり

続いてはユー・エス・ジェイの障がい者雇用について知るアクションです。

メールマガジンの配信や、社内SNSなどを通して、ユー・エス・ジェイで働いている全従業員に向けて障がい者雇用状況や、新規採用、合理的配慮についてなど、障がい者雇用にまつわる情報を毎週配信しました。
メールマガジンは「採否検討実習とは?」や「障がいについて学ぶには?」など4回に分けて配信し、日常意識することが少ない内容についての理解を深めることができました。

さらに、障がい者雇用に対しての理解促進と、各部署でさらに障がい者雇用の可能性を広げていくために、外部よりゲストを招いてトークセッション形式の講演会を実施しました。
スピーカーには、国内初、手話が共通言語である店舗の立上げを行った企業より、立上げ当時の担当者をお迎えし、ユー・エス・ジェイの人事部 障がい者サポートチームのメンバーも登壇し、障がい者雇用についてお互いの思いを語りました。

私たちが理解を深めるためにできること

最後に障がいについて理解を深めるアクションとして、外部講師を招いたワークショップなど複数のアクティビティを実施しました。

そのうちの一つとして、社内で「手話教室」の動画配信を行いました。パークの中でクルーがすぐに使えるような手話を選び、1週間ごとに内容を変え、クルーカフェのサイネージで上映、また社内SNSを通して配信しました。英語や中国語と同じように手話も一つの言語であることを理解し、手話ができるクルーが増えることで、一緒に働く聴覚障がい者も、またゲストも安心して楽しめるようなインクルーシブな環境づくりを目指しています。

【此花区 伝法幼稚園へ逆上がり補助板を寄贈】のムービーサムネイル

手話教室以外にも外部から講師を招いてワークショップを行いました。「聞こえない役」「見えにくい役」「話さない役」など、さまざまなインクルージョンを体感しながら学べる研修を実施し、それぞれの違いに気づくことで自分自身を見つめ直し、改めて相手の立場を尊重したコミュニケーション方法などを考える機会となりました。

▲さまざまな立場で、お互いに協力しながらチームで謎解きをするワークにチャレンジ中…

担当者に聞く、月間開催への思い

本月間の実施内容の企画考案、運営を担当した、人事本部 障がい者サポートチーム・瓜生宣子に、2年目を迎えるDIMの取組みに対する思いを訊きました。

──Disability Inclusion Monthにてどのような業務を担当されましたか?
2年目となるDIMのおおよその流れを検討し、その実施に向けて道筋を立てました。それぞれのイベントの中で、私は主に外部講師を招いたトークセッションの企画実施を担当しました。

──社内だけでも多くの施策が行われていたと思うのですが、なぜ外部講師をお招きして障がい者雇用についてのトークセッションを実施しようと考えたのですか?
コンプライアンスや社会貢献活動、インクルージョンなど、それぞれの企業方針で障がい者を雇用する企業は増えていますが、「障がいのある方は●●だろう」というような、なんとなく制限を設けて考えがちなことがあります。
今回は「障がい者に接客は難しいのではないか?」という制限をせず、積極的に接客のポジションで障がい者雇用されている企業の方にお越しいただき、障がいのあるチャレンジパートナーの皆さんの活躍と、その雇用がゲストや働く障がい者のご家族、また地域にどのような影響を与えているのかを多くの方に知っていただきたいと思いました。

──たしかに、外の風を新しく取り入れることで新たな考えにつながる可能性がありますね。2年目を迎えたDIMでは、その他にはどのような点に注力しましたか?
より多くの従業員に障がいについて知ってもらうためにも、本月間に参加してもらいたい、体験してもらいたいと思い、昨年は実施できなかったクルーカフェのデジタルサイネージを利用した「手話教室」を実施しました。また福祉作業所の販売場所を増やしたことで昨年は4ヶ所でしたが、今年は9ヶ所の作業所にお越しいただくことができました。

──どのような思いを持って2年目を迎えた本月間をさらにレベルアップするべく取り組まれましたか?
新規採用のためには、受け入れ側の準備として障がいを「知る」「理解する」ことが必要となりますので、DIMのイベントとして、1ヶ月間いろいろな形で障がいについて触れる機会、学ぶ機会を作ろうと考えました。

パークでゲストにワクワクドキドキを届ける仕事からオフィス内の清掃などの作業まで多岐に渡る業務を通して一緒に働いてくれています。
ゲストの皆さんに楽しんでもらうだけでなく、働くことを楽しむことも私たち、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはバリューとして掲げています。楽しんで働ける、誰もが自分らしさを発揮できる環境をつくるために、本月間のようなイベントを開催し、多くのクルーにさまざまな人について知ってもらうことは大きな意味になります。

合同会社ユー・エス・ジェイは、パーク内外で取り組む「LOVE HAS NO LIMIT」をテーマとしたCSR活動を通じて、多彩なバックグラウンドや考え方を持つ人々がお互いに認め合い、尊重し合って働けるインクルーシブな職場づくり、そして誰もが安心して自分らしく楽しめるパークづくりをこれからも目指してまいります。

USJの障がい者雇用についての詳細はこちら
募集要項(しょうがい者採用) | ユー・エス・ジェイ アルバイトクルー採用サイト

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