
ファッションから生まれる笑顔の輪。
担当者が語る「LOVE HAS NO LIMIT チャリティグッズ」の軌跡
- 2025/12/04 UP
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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、売上の一部を寄付に充てる「LOVE HAS NO LIMIT チャリティグッズ」を2024年8月から販売しています。2025年8月には第3弾として、SNS世代を中心に幅広い層から多くの支持と共感を集める「COIN PARKING DELIVERY(コイン・パーキング・デリバリー)」氏を初のコラボレーション・アーティストとしてお迎えした特別描き下ろしアートのグッズを展開しました。情報公開直後から大きな話題となり、一部商品は即完売するほどの反響を呼びました。
今回は、チャリティグッズ担当者である、マーチャンダイズ部・辻村とコーポレートコミュニケーション部・石橋にチャリティグッズ製作に込めた思いや担当者としての苦悩や情熱、そして今後のチャリティの展望について、社内取材を行いました。
【記事概要】
・チャリティグッズで初のアーティストコラボにチャレンジした背景と待っていた挑戦
・オシャレが入り口になるチャリティグッズの制作時のアイデア構想
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだけじゃない。たくさんの思いが詰まったアイテムの制作過程
・「LOVE HAS NO LIMIT」チャリティ・プロジェクトとは
チャリティグッズの新しい挑戦
辻村:今回のCOIN PARKING DELIVERYさんとのコラボレーションは、どのような経緯で実施することになったのですか。
石橋:もともと、第3弾ではアーティストとのコラボレーションを想定していて、より多くの方に知っていただき、チャリティに参加いただける機会になればと考えていました。また、Tシャツだけでなく何か新しいアイテムを追加できないかというのも、今回のチャレンジの一つでした。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのパークブランドのスローガン「NO LIMIT!」を体現しているアーティストについて悩みに悩み、何気なく社内の方に相談したところ、「この方すごく良いと思います!」と教えていただいたのがCOIN PARKING DELIVERYさんでした。
辻村さんはコラボレーションの話を聞いたとき、率直にどう思われましたか。
辻村:はじめは、COIN PARKING DELIVERYさんがユニバーサル・スタジオ・ジャパンの精神性とどんな風にリンクするのかも、まったく想像がついていませんでした。
ただ、実際にお話していく中で、COIN PARKING DELIVERYさんから「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン愛」をひしひしと感じました。
パーク、そしてウッディー・ウッドペッカーが大好きで、チャリティという趣旨にも深く共感してくださっているのがわかりました。それがとても頼もしかったですよね。このプロジェクトに対してポジティブな気持ちであふれていて、私たちもその熱意に応えたいと思ったのが最初の印象です。
石橋:アーティスト選定時から感じていたのですが、COIN PARKING DELIVERYさんの前向きなバイタリティはユー・エス・ジェイのスローガン「NO LIMIT!」と共通するところがありますよね。実際に、アートワークのアイデアを出してくださるのもすごく早くて、エネルギッシュな方だなと感じました。
「ファッションとして素敵なものができる!」
辻村:COIN PARKING DELIVERYさんからいただいたアートワーク原画を見たとき、「すごくかわいい!」と感動しました。COIN PARKING DELIVERYさんの思いと、「LOVE HAS NO LIMIT」のメッセージが見事にマッチしていて。普段私たちが作っているパークで楽しむグッズとはまた違った、「ファッションとして素敵なものができる!」と確信しました。
辻村:第二弾までは主に「USJファン」の方が購入してくださったのですが、COIN PARKING DELIVERYさんが関わることで、若い世代の方々がスタイリッシュに着用してくださいました。そこからチャリティについても多くの方に知っていただけるのではという期待も生まれました。
石橋:打合わせを重ねる中で、COIN PARKING DELIVERYさんから「グッズのセット商品を作りたい」というお話がありましたよね。あのとき辻村さんはどう思われましたか。
辻村:実は、「よくぞ言ってくれた!」という気持ちでした。私自身、常に新しいものを作りたいと思っていますし、そうしないとこのコラボレーションの意義や「LOVE HAS NO LIMIT」のメッセージがうまく伝わらないのではないかと考えていました。
COIN PARKING DELIVERYさんが「セットで販売したい」とおっしゃったのも、「ユニバーサル・スタジオ・シンガポールのセット商品がとてもかっこよかったから」という理由で、直感で思ったことを素直に表現してくださる方だなと感じました。
次の打合わせでキーチェーンとラバーバンドのセット商品を提案したところ、その場で「いいね」と言ってくださり、快くOKをいただけました。
石橋:それはうれしいですね。キャップについてもワッペンやキーホルダーとのセット商品になっていますよね。
辻村:ゲストの皆さんが、Tシャツにキャップをかぶり、キーホルダーをつけたらかっこいいだろうなと想像したんです。ワッペンで好きなようにカスタマイズして、自分なりの着こなしができるのも「LOVE HAS NO LIMIT」らしいなと思っています。
石橋:実はキャップについて、私は「LOVE HAS NO LIMIT」感を打ち出すために、キャップの前面に大きくハートをデザインしたいと考えていました。
ただ、辻村さんとCOIN PARKING DELIVERYさんから「大きくハートを入れてしまうと、手にとりにくい人もいるため、それは多くの人の手にとってもらいたい本来の趣旨から離れてしまう」とご指摘があり、その解決策として、つばの部分にステッカーをつけるという形でアイデアを昇華してくださったのがすごく印象的で。改めてものづくりって奥が深いと思える瞬間でした。
「たくさんの方の共感と協力があって完成したグッズです」
辻村:COIN PARKING DELIVERYさんは自分の信念を持ちながらも、私たちのことも尊重してくださる方だったので、協業をしていて気持ちが良かったです。
COIN PARKING DELIVERYさんは柔軟でレスポンスも早くて、初めてのコラボレーションにも関わらずかなりスムーズに進みました。
石橋:アーティストとのコラボレーションをリードするのは私も初めてで、不安を抱えながら進めていたのですが、COIN PARKING DELIVERYさんをはじめ関係者の皆さんが「もっとこのプロジェクトをよくしよう」「みんなでやろう」というポジティブなパワーで動かしてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
辻村:制作においてはベンダーの皆さんにも助けていただきました。セット品は複数の商材を組み合わせるので、一つの制作会社では対応できない場合が多いのですが、普段から取引のある企業の方が第一弾、第二弾のチャリティTシャツを購入し「このスローガンが好きだ」と言ってくださっていて。
無理なお願いとは承知の上で相談したところ、非常に積極的に取り組んでくださいました。「LOVE HAS NO LIMIT」の輪が広がり、たくさんの方の共感と協力があって完成したグッズです。

石橋:本当に、愛のあるプロジェクトでしたよね。商品開発からコミュニケーションまで、みんなの気持ちが一つであることを強く感じました。COIN PARKING DELIVERYさんも関係者の皆さんも、よいものができた、楽しかったと思ってくださったんじゃないかなと思います!
チャリティグッズのその先へ。見つめる未来

辻村:コーポレートコミュニケーション部では、今後の展開についてはどのように考えているのですか。
石橋:まずチャリティの寄付についてですが、昨年は子どもたちの体験格差を減らすための活動を行う「大阪府子ども輝く未来基金」に寄付しました。今年中には詳しい金額や寄付先などをお知らせできると思います。
今回のコラボレーションを通して、大胆なデザインでも受け入れられることを知り、さらに新しいことに取り組んでみたくなりました。
今回の企画では、私たちがめざす「ゲストがファッションを楽しみながら、子どもたちの笑顔につなげる」という理念を体現してくださったと思いますし、たくさんの方に知っていただけるよい機会になりました。

これからも、チャリティグッズはもちろん「LOVE HAS NO LIMIT」全体でさまざまな人を巻き込んで活動していきたいと思っています。今後のチャリティ活動もぜひ楽しみにしていてください!
「LOVE HAS NO LIMIT」チャリティ・プロジェクトについて

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、CSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」で目指す“子どもたちの笑顔あふれる未来づくり”を推進するプロジェクトの一環として、2024年8月より売上の一部を寄付する「LOVE HAS NO LIMITチャリティTシャツ」の販売を開始。多くの皆さまに賛同いただけたおかげで、2024年末までの売上の一部の400万円を大阪府「子ども輝く未来基金」へ寄付いたしました。
パーク内外問わず、本チャリティTシャツを身に着け、ファッションを楽しむことが、より多くの子どもたちの笑顔につながる活動として、たくさんの方にご参加いただいています。今回の第三弾の販売においても、さらにたくさんの皆さまに賛同いただいております。これからも合同会社ユー・エス・ジェイはパーク内外で超エンターテイニングな創造力で、人と社会に「目覚め」を与える社会貢献活動に励んでまいります。