ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの、宇宙をテーマとしたスピン・コースター・タイプの人気アトラクション「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」が、テーマエンターテインメント協会(The Themed Entertainment Association: TEA、本部:米国カリフォルニア州)の制定する第18回ティア・アワード、アウトスタンディング・アチーブメント賞アトラクション部門を受賞しました。 |
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テーマエンターテインメント協会は、「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」の受賞のポイントを以下のように説明しています。
既存の建物を利用して作られたものであること、キューライン(待ち列)も非常にテーマ性があること、効果的な演出と魅力的なオリジナルキャラクターたちが登場すること。加えて、宇宙空間の中を回転しながら進むライドであること。満天の星空、きらきらと輝くスターダスト・クラウド、星々が滝のように流れるスターフォール、ダスティ・ネビュラ(ガスのかかった大きな星雲)、太陽など、宇宙空間を表現するため、スター・フィールド・レーザー(レーザー状の緑の光を放つ機械)やファイバーオプティクス(ファイバーを使った白い光)に加えて、モーション・マジックと呼ばれる、カメラが天井からゲストの動きを察知してキャラクターの動きが反応するなど、さまざまな技術を駆使し再現しています。こうした効果を非常に有効に組み合わせることで、ゲストはその世界観の中にどっぷりとつかって楽しめるだけではなく、ターゲット層であるゲストの心をこの体験を通じてつかんでいること、としています。 |
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ティア・アワードにおいて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにあるアトラクションではこれまでに、2007年に「ピーターパンのネバーランド」がイベント・スペクタキュラー部門で、2002年には「アニメ・セレブレーション」がアトラクション部門でそれぞれアウトスタンディング・アチーブメント賞を受賞しています。ハリウッドやフロリダにあるユニバーサル・スタジオにある、日本でもおなじみのアトラクション「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン™・ザ・ライド」、「ウォーターワールド™」、「ターミネーター 2:3-D®」もユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開業以前に同賞を受賞しています。 |
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テーマエンターテインメント協会は、世界的に活躍するクリエイター、プロデューサーなどが所属する非営利の国際団体です。このティア・アワードは、テーマエンターテインメント協会が、世界的にも突出した人物や博物館、美術館、動物園やテーマパーク、レストランやカジノなどのテーマエンターテインメントに、そのすばらしさを称えるために贈るものです。賞の名前になっているティア(THEA)とは、劇場(Theater)の語源ともなっているギリシャ神話の女神ティア(Thea)からとっています。また、このTHEAは劇場(Theater)の単語の一部でもあり、テーマエンターテインメント協会(TEA)と響きが似ているところからこの賞の名前に冠されました。 |
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「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」が受賞したアウトスタンディング・アチーブメント賞は、テーマ性のあるエンターテインメントにおいて、芸術性と科学の観点からもっとも高いレベルで卓越し完成していると認められるものに贈られます。毎年、10〜20のテーマエンターテインメントが受賞します。賞のカテゴリーも、アトラクション、博物館、美術館、ナイトタイム・スペクタキュラー、サイエンス・センター・エグジビション、プロモーション・イベント、新しいテーマパーク・ランド、技術、ライブ・ショー、ビジターセンターなど、多岐に渡っています。 |
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ティア賞についての詳細は、www.TEAConnect.orgでご確認いただけます。 |